小学1年生の男の子

今日はお子様の「起立性調節障害」に漢方薬が役立ったのでご紹介させていただきます。

幼稚園の頃から元々朝に弱く、起きるのが苦手(お母さんが起こし布団を出てからもソファーでモゾモゾ)

朝はあまり食欲もなく、登校ギリギリになってやっと家を出る毎日が続いていました。日中は元気だが、寒がりで体温も低め。性格はまじめで、緊張しやすい。

小学校に上がってからも毎朝同じような状況が続いていたため、お母さんも心配になりご相談に来られました。

このようなお悩みをもつご家庭は最近増えているように思います。比較的、体温が低めの子が多いことから、低体温を改善することでうまく改善できるケースが多いように思います。

特にまずケアを考えるのは「胃腸のチカラ」

胃腸は漢方では中心の「中」という文字で表すように、熱を作ったり、免疫や神経をコントロールしたりする上で重要な役割を担っています。

この子の場合も”胃腸を温めチカラをつける漢方薬”と”自律神経のコントロールをサポートする漢方薬”を使うことで、2週間様子を見ていきました。

朝食は無理の無い範囲でお味噌汁をオススメしました。

2回目のご来店の前にお母さまよりお電話があり

「今朝自分から起きてきました!こんなこと久しぶりです」

とのご連絡をいただきました。まだまだ安定するには時間は必要だと思いますが、徐々に食欲も出るようになり、体温も上がると思われます。

本人も楽になることに加え、ご家族のご負担も少なくなることは嬉しい変化ですね!

(一ヶ月のお薬代:約10,000円)