30代 男性 会社員

こんにちは!今日は「多汗症」に関する漢方症例のご紹介です。

生まれつき、手の平に汗をかきやすく、常に湿っている状態でした。子供の頃は全身汗っかき、大人になってからは全身的な汗の量は減ったものの、手汗だけは減らずに苦労されていたそうです。

学生の頃はテスト等で緊張すると、鉛筆が持ちにくくなる程…それもあり、人と手をつないだり、触れることを避けるのが当たり前でした。

多汗症の主な原因は”自律神経の乱れ”であると言われます。この方も緊張しやすい性格、やることが重なると頭の中がパニック状態になる、手の震えなど…当てはまる素因が幾つかみつかりました。

問診の結果、自律神経を調整するお薬と多汗症に良いとされるお茶をご提案。

始めのうちは大きな変化はありませんでしたが、一カ月を過ぎた辺りから、手汗が減ってきたのを実感されています。

二カ月目には以前は感じなかった「手のひらのサラサラ感」

今回のお薬は体調を整えることにも役立つので、その後も継続していただいています。

(一ヶ月のお薬代:約17,000円)

多汗症では通常は体質を変えるためには、一年以上の期間がかかることをお伝えしています。ただし、今回の例のように、身体に合うお薬が見つかった場合は症状が早急に消えていく例も少なくありません。また、日頃の養生も大切です。

長年続く不調がある方は、是非一度ご相談くださいね!